東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:吉村洋)を無限責任組合員とするTHVP-1号投資事業有限責任組合は、平成30年12月14日に株式会社TBA(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:川瀬三雄)へ50百万円の投資を実行いたしました。
株式会社TBAは、東北大学医工学研究科の川瀬三雄教授の研究成果である遺伝子検査法(「Single-stranded Tag Hybridization(STH)」法)を用いた、特殊な遺伝子検査ツール”STH-PAS”を事業の柱とし、主力商品である目視判定試験紙(「C-PAS(Printed Array Strip)」)の製造販売・事業拡大を行う会社です。
一般的に感染症等の遺伝子検査は、先進国では大量の検査を高速に実施可能である一方で高額な装置等が必要となりますが、同社の”STH-PAS”は「どこでも、誰でも、簡単に」実施できることを強みとしており、簡便な装置での遺伝子検査を可能とすることで、医療インフラの整っていない発展途上国での感染症の遺伝子検査に有用です。また、簡便な装置で遺伝子検査が可能であることは、感染症だけではなく食品検査分野での使用も期待されています。
同社は、簡便な遺伝子検査ツール”STH-PAS”の普及に努め、世界の人々の健康の増進、安心・安全な社会の実現を目指しています。