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株式会社KOEDAへの投資実行について

東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:樋口 哲郎、以下「THVP」)を無限責任組合員とするTHVP-2号投資事業有限責任組合は、株式会社KOEDA(本社:宮城県仙台市、代表取締役:奥薗 徹、以下「KOEDA」)に対して投資を実行いたしました。

KOEDAは、現役の消化器内視鏡専門医である奥薗氏がリードし、東北大学大学院医工学研究科との共同研究の成果である臓器固定アンカー「KOEDA™」を活用して、急性胆嚢炎などの治療法変革を試みる医療機器スタートアップです。
KOEDAが開発中の臓器固定アンカーは胃・小腸・胆嚢などの管腔臓器同士を内視鏡下で固定できる、専門医ニーズを実現した医療機器です。臓器固定アンカーの最初の適応である急性胆嚢炎は、多くが胆石に起因して発症し、上腹部の激痛に始まり、進行すると敗血症といった重篤な病態をもたらす急性疾患です。
急性胆嚢炎は、国内で年間10万件以上の治療件数があり、過去10年間で約3倍に増加しています※1。主な治療法は根治手段である胆嚢摘出と、胆嚢内の感染胆汁の排膿を行うドレナージ※2ですが、後者は過去約50年間で大幅な改良がなされておらず、留置時の痛み・チューブ逸脱・胆汁漏出といった偶発症を伴い、長年の間、患者・病院双方に負担のある方法から抜け出せていない状況です。
KOEDAは内視鏡ドレナージにおける偶発症の原因が胆嚢壁の動き易さにあることに着目し、内視鏡下で臓器固定アンカーによる固定、および簡易なドレナージチューブを留置する新規治療法の開発を進めております。実現すれば患者の肉体的苦痛や長期入院による負担の緩和と、ドレナージ後に行われる胆嚢摘出へのスムーズな移行が可能となり、多くの医師から臨床的意義の高い製品になると期待されています。
※1. 日本胆道学会機関誌第34巻第4号 (jst.go.jp)
※2. 体内に貯留した血液・膿・滲出液などを、ドレーンチューブなどを用いて体外に排出する方法のこと。

KOEDAの開発する臓器固定アンカーは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(通称「薬機法」)上の高度管理医療機器(クラスⅢ)としての上市を目指し、2024年1月より仙台厚生病院において医師主導治験を開始しております。
今般THVPはKOEDAが開発を進める臓器固定アンカーのさらなる改良や人材採用の強化を目的とした、本資金調達に参画いたしました。

THVPは、今後も国立大学発の革新的技術の社会実装に向けて、大学発スタートアップに対する積極的な支援を進めて参ります。

【お問い合わせ先】

東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社
〒980-0845 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
マテリアル・イノベーション・センター405号室
TEL:022-224-5861 E-mail:info@thvp.co.jp

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