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パワースピン株式会社へ追加投資を実行しました

東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:樋口 哲郎、以下「THVP」)を無限責任組合員とするTHVP-1号投資事業有限責任組合は、パワースピン株式会社(以下「同社」)への追加出資をジャフコグループ株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社と協調して実行しました。

産業社会基盤を担う電子機器分野から、その応用範囲である自動車等の輸送機器、通信・電力インフラ分野まで、急速にIoT化が進展し、膨大なデータ処理に伴う指数関数的な消費電力の増大が今後の大きな課題となっています。

同社は、保有する世界トップレベルの※スピントロニクス技術により、演算性能/消費電力比を従来の100倍以上に高めたIoTデバイス・AIシステム開発を中心に事業展開しており、その革新的な技術は国内外から大きな注目を浴びています。

THVPは、同社のスピントロニクス技術があらゆるIoTシステムを支える半導体集積回路の礎として導入され事業展開が進みつつある状況を踏まえ、必要な体制の拡充、首都圏拠点の立上げを支援するため、上記2社と協調して追加投資を行うことを決定いたしました。今後も同社の革新的技術の社会実装に向けて、積極的な支援を進めて参ります。

 

パワースピン株式会社

東北大学大学院工学研究科 遠藤 哲郎教授(東北大学国際集積エレクトロニクス研究開発センター長)の研究成果である注※スピントロニクス技術とパワーエレクトロニクス技術の社会実装及びその加速化を目的として2018年に設立されました。

注※  固体中の電子が持つ電荷とスピンの両方を工学的に利用、応用する分野。

本研究では、電源をオフにしても、記憶を保持する磁気メモリ ( MRAM :Magnetic   Random  Access  Memory ) 技術により、低消費電力を実現。