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株式会社ALEへの投資実行について

東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:吉村 洋)を無限責任組合員とするTHVP-2号投資事業有限責任組合(以下、「THVP-2号ファンド」)は、2021年2月15日に株式会社ALE(本社:東京都港区、代表取締役社長 / CEO 岡島 礼奈)へ2億円の投資を実行いたしました。

同社は、東北大学と共同で研究開発が行われた超小型人工衛星による人工流れ星を用いて、民間宇宙ベンチャーとして世界中多くの人に宇宙エンターテインメントを提供し宇宙をより身近なものとすることを目指しております。また、並行して進める宇宙デブリ対策事業は、世界的な問題となっている宇宙デブリの新たな発生を抑制することを目的に、あらかじめ小型衛星に搭載されたテザー(*注)が運用を終えた衛星を軌道離脱、大気圏に突入、燃焼させることで、世界的な問題となっている宇宙デブリの新たな発生を抑止することを目的としております。さらに、人工流れ星の観察等によって得られる大気データによって、将来的には大気データ事業として、地球の長期的な気候変動のメカニズム解明及び天災の予測精度を向上させる可能性を追求します。これらによって、宇宙開発の新たな利活用、持続可能な地球環境など、社会的課題解決を目指します。

同社の宇宙開発事業は、東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学桒原准教授の小型人工衛星に関連する先端技術を中核的な基盤技術としており、これら機器開発から運用に至る先端的な宇宙開発に関連する研究成果及び東北大学他研究室の保有する材料や流体シミュレーション等の先端技術が、当社の革新的な事業による実証機会等を通じて、大学発研究成果の社会実装を実現することで社会問題解決に寄与します。

THVP-2号ファンドでは同社の事業化を加速させるべく、同社への出資とあわせて支援を行ってまいります。

(*注)衛星、ロケットへ搭載された長く伸ばした紐状の構造物のことで、デブリ除去を低コストに実現するためのキー要素技術である軌道離脱用高効率推進系として、導電性テザーシステムが有望と考えられている。