東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:吉村 洋)を無限責任組合員とするTHVP-1号投資事業有限責任組合は、2020年5月18日にサウンドウェーブイノベーション株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中辻 雅博)へ100百万円の投資を実行いたしました。
同社は、東北大学 下川宏明名誉教授(現国際医療福祉大学 副大学院長、医学部教授、大学院医学研究科教授)の研究成果をもとに、低出力パルス波超音波(LIPUS)および衝撃波アブレーションカテーテルシステム(SWCS)を用いた、低侵襲の治療プラットフォーム技術を開発し、重症狭心症や認知症、不整脈等の治療に革新的な変革をもたらす医療機器の社会実装を目指しています。
低出力パルス超音波(LIPUS)は、ヒトの物理的な刺激(超音波)に反応する仕組みを利用して血管内皮細胞に作用し、一酸化窒素合成酵素(血管拡張)や血管内皮増殖因子(血管新生)などを増殖させることで、既存治療機器と比較して低侵襲な治療手段となるポテンシャルを有しています。
また、衝撃波アブレーションカテーテルシステム(SWCS)は、従来より不整脈治療に用いられているアブレーションカテーテルと比較して、深い患部の治療が可能となるとともに、血栓、表面・周辺組織の損傷も少なくない特長を有しています。
THVP-1号ファンドは同社の事業化を加速させるべく、支援を行ってまいります。