東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:樋口 哲郎、以下「THVP」)を無限責任組合員とするTHVP-2号投資事業有限責任組合は、ハッコウホールディングス株式会社(本社:神奈川県三浦郡、代表取締役:入海 健、以下「ハッコウ ホールディングス」)に対して投資を実行いたしました。
ハッコウホールディングスは、豆を皮ごと発酵させる独自の発酵技術「アラネア®発酵※1」による発酵食品「醸豆(JYOZ/ジョウズ)」に宮城県産大豆のミヤギシロメを利用し、ルピナス豆※2は宮城県の農業試験場で栽培、また2024年4月からは東北大学大学院生命科学研究科の南澤教授、佐藤教授と共同研究を開始し、東北を拠点とするVCである弊社にとりましても支援すべき価値の高い取り組みを進めています。
当社が東北大学と研究する独自のルピナス豆は、世界的なタンパク質危機と環境負荷が少ない植物性タンパク質の安定供給に向けた課題を解決する可能性があり、当社発酵技術と掛け合わせることにより世界的に大きな価値提供を行う企業への成長が期待されます。
THVPは、今後も国立大学での研究・開発を重ねた革新的技術の社会実装に向けて、積極的な支援を進めてまいります。
※1. 「アラネア®発酵」
豆類の旨味成分(グルタミン酸)の向上や苦み成分(アルカロイド)の減少など、生食にも加熱調理にも最適となるハッコウホールディングス独自の発酵技術。豆類を皮ごと発酵するため、消化吸収が良く、豆丸ごとの栄養価を摂取することが可能となる。粉末状、板状、ひき肉状など、様々な形状変化も可能であり、普段の食事に気軽に追加するだけで発酵要素と栄養を付加することを実現。発酵時に大量の塩を使用する一般的な発酵とは異なり、塩を使わない無塩発酵なので塩分を気にする高齢者にとっても豊富に摂取できる植物性発酵食品。
※2. ルピナス豆
地中海沿岸地方と南北アメリカ、南アフリカなどに200種以上が分布する豆で、ハッコウホールディングスが日本で初めて、ルピナス豆の低アルカロイド品種の開発に成功。大豆と同等のタンパク質量を有する一方で、窒素肥料がほとんど不要というだけでなく、大豆の3分の1という非常に少ない水の量で育つという特性を持つ。また、大豆特有の臭み・クセが無く、欧米では親しまれている豆であることに加えて、大豆アレルギーのアレルゲンを持たないため多くの大豆製品の代替としても活用できるポテンシャルを持つ豆として期待されている。
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