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日本積層造形株式会社への投資実行について

2018年9月19日

東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:吉村洋)を無限責任組合員とするTHVP-1号投資事業有限責任組合は、平成30年9月19日に双日株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤本昌義)より118百万円の株式譲渡を受け、日本積層造形株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:保田憲孝)の株式を取得致しました。
2018年9月、設備投資に充当するため総額144百万円の株主割当増資が行われ、本増資後にTHVP-1号投資事業有限責任組合が双日株式会社より同社の株式譲渡を受けました。

同社は、東北大学金属材料研究所千葉教授の電子ビーム積層造形に係る学術的知見、双日株式会社の国内外販売ネットワーク、株式会社コイワイの金属積層造形ノウハウを組み合わせた金属AM(いわゆる金属3Dプリンター)受託造形サービスを中心に行う会社です。
2017年10月に双日株式会社、株式会社コイワイの共同出資により設立され、2018年8月、宮城県多賀城市に工場が設立されました。2018年10月頃を目途に同市へ本社も移転予定です。

同社の特徴は、東北大学金属材料研究所の金属材料に関する研究成果を活かして、粉末開発・製造から量産対応まで一気通貫して行うことにあり、開発生産を通して蓄積される個別製品毎の最適なレシピ(造形速度、粉末の粒度・複合化等)を販売するところです。将来的には生産品の供給まで行う会社を目指しています。

従来工法(鋳造、鍛造、機械加工等)では製造が極めて困難であった金属部品を、金属AMを用いることで容易に扱うことができ、軽量化・高強度化が可能となります。また、複雑形状の造形や材料歩留まりの向上、加工費の削減に繋がることも期待されています。
当面は医療インプラントや航空機・自動車のエンジンパーツ等の高付加価値部品製造からスタートしており、将来的には設備や粉体の改良を進めながら、生産性向上・製造コスト逓減により、多様な産業分野への拡大を見据えています。